今でも問い合わせがある『3時のこいも』が人気の件。
おちゃのまタイムズ編集長の山口です。
2020年10月。お野菜を楽しむイベントから生まれた『3時のこいも』。お芋農家さんとの繋がりから生まれた炊き芋アレンジメニューです。お芋農家さんが使い道に困って破棄してしまう小さなお芋をもらって、子どものおやつにした楽しそうだなぁと思って作った1品の物語をご紹介します。
日本だと廃棄されたり人気の薄い小さいサツマイモが、実は台湾では人気で、食べ方も炊飯器でふかして食べるというのを以前テレビで見たことがありました。小さなお芋だったら子どもも食べやすいし、作るにも時短になるのでいいね!ということになり「炊き芋」のおやつ企画がスタートしました。
某日、早速実験をしてみることに。
炊飯器で炊くのはお米ではなくお芋!たまたま参加予定のイベントも間近に迫っているという事情もあり、せっかくならイベント用にも使えるものを作ろうということで今回はお芋。お芋ならこれからの季節のおやつにもピッタリなのでサツマイモで時短レシピにすることに!
お芋農家さんから規格外の小さなサイズのものを譲ってもらい、実際に炊きあげてみました!結果は言わずもがなで、一発オッケー!バッチリ炊き上がりました!
まさに、子どもも、大人も、農家さんも、みんなが嬉しい三方良しのおやつができました!
実験途中から既に僕の頭の中ではタイトルがよぎっていたこともあり、すぐに『3時のこいも』と命名しました。デザインはリベットボタンに作ってもらって、あっとういう間に可愛いおやつになりました。
当時お芋を提供してくれたのは千葉県野田市で人気のサツマイモ農家の実のる屋さん。通常規格外の小さなお芋は使わず破棄するか、詰め合わせで安価で販売するかしな用途がなかったそうなので、出張おちゃのま商店(TAN-SU運営)のおやつ企画で使わせてもらうことにしました。
結果的に廃棄食材を減らす活動にもなるし、おやつ用にアレンジすることで量的な負担も減らせて楽しめるので、まさに一石二鳥です。2020年10月31日にオープンした実のる屋さんの焼き芋店でテスト販売させてもらうこにもなり、大慌てでアレンジしたのが懐かしいです。
出張!おちゃのま商店内で、ついに『3時のこいも』のデビュー戦です!って、たった一回の実験で人気の確信を持ってしまったのも僕たちらしいですが、炊き方もオリジナルにして、トッピングにクリームチーズを乗せておやつ芋として販売しました。
今回、イベントでは二ヶ月熟成してもらった小さなサツマイモに、お世話になている東洋アルミさんが開発したお芋専用アルミホイルの『石焼きいも黒ホイル』を巻いて炊き上げました。炊き上がったお芋をカットしてエアークリームチーズをトッピングしたら完成です!
断面が美しすぎてびっくり‼️ホクホクの炊き上がりで甘みもバッチリです!細かくカットしてカップに入れたらおやつ芋の完成です!
テスト販売では予想以上に好評で30食用意した『3時のこいも』もあっという間に完売しました。自宅用に生芋もご用意して販売したところ、家でもやりたいというお客さんもたくさんいて、その場で食べるだけではなく物語を持ち帰ってもらう商品にもなったような気がしました。
お客さんとのコミュニケーションからヒントもいただき、まだまだ改良の余地はありそうなので、これからも3時のこいもの物語をお届けしていきますね。
それでは、またいつかどこかの3時にお会いしましょう!目指せ!畑の唐揚げくん!