こんにちは。株式会社TANーSUの代表の山口こと、ダジィです。
この度、ダジィの「やさいをかこんで、おちゃベジしましょ!」というシリーズ連載をスタートすることになりました。連載というか研究レポート的な実験企画です。後述しますが、TANーSUではおちゃのまファームという農園を運営し、そこで収穫した野菜は「おちゃのまベジタブル」として食べたり、配ったり、販売したり、学んだり、野菜を通じた様々なコミュニケーションに活用しています。ちなみにダジィとは、2歳の娘から呼ばれているあだ名です。ダディ+ジジイ=「ダジィ」。おじさんパパとしてはとっても気に入っている愛称なんで、自分のクリエーター名にしています。
さて、連載の前置きとして。
僕たちの会社では、素晴らしい技術と経験を持っているクリエーターさんや専門家さんたちと一緒に、WEB新聞”おちゃのまタイムズ”や、販売プラットホームの”おちゃのま商店”などの「OCHANOMA」コミュニティを運営しています。もう一つとっても大切にしている活動が”おちゃのまファーム”という農園での食育活動です。もう10年近く前から野菜づくりには取り組んでいますが、5年前から会社の近くに農園を借りて自社で管理運営を始めました。僕は、そんな”おちゃのまファーム”の管理人として野菜を育てています。農園で収穫した野菜はキャンペーンのプレゼントやイベントで販売したり、お中元やお歳暮に活用していますが、何年やっても失敗ばかりで学びが尽きません。
そんな中、コロナ禍で野菜づくりにどっぷりコミットしたここ2年間でした。毎日畑に通う中で、せっかく作った野菜を無駄にしたくないという思いから「野菜の保存」をテーマに趣味でピクルス作もはじめました。はじめてみると奥が深いというか、とにかくアレンジを考えるのが楽しくて野菜の汎用性が広がり、おもいっきりはまってしまった!せっかくならオリジナルのピクルス液を作りたい!という思いが膨らみ、開発に向けて一歩踏み出す決意をしました!
理想のピクルス液を目指すにあたってプロからアドバイスを伺いたいと思い、普段からTAN‐SUの食の企画でサポートしていただいている食の専門家ユニット「FoodRing」代表で管理栄養士の板垣好恵さんに相談!「おもしろそ~ですね~」と興味を持っていただき、なんと協力していただけることになりました!
FoodRing 公式ホームページ
https://foodring.jp/
板垣さんが代表を務めるFoodRingは、管理栄養士・料理家・フードコーディネーターなどが集まる食の専門家ユニット。レシピ開発、料理撮影、コラム執筆などのコンテンツ制作や料理教室の出張講師、イベント企画・出演、健康や栄養をテーマにした講演など、専門分野に特化した食と健康のスペシャリストたちが活躍しています。
板垣さんにサポートしていただけるなんて、こんなにありがたく、心強いことはないです!早速リモートで「おちゃベジ」ミーティング!板垣さんとは子育て中という共通の話題もあって話は尽きません。あれやこれやと、ほぼ一方的に思いを伝える僕に、うんうんとうなずいてくれる優しい板垣さん。
「せっかく作るなら、ベースの味を作って、そこから子ども向けやお酒おつまみなどにアレンジしていきましょう!」
と脱線しがちな僕の話を見事に軌道修正してくれました。アイデアはあるものの目標を決めて取り組みたいので、今回のミーティングを皮切りに研究テーマ決めて活動をスタートすることにしました。
テーマの一つに「保存」というワードが出てきました。
おちゃのまファームでは、せっかく育てた野菜を捨てずに使い切ることをテーマにしています。育てる野菜も、僕自身もスタッフも普段から使う頻度の高い野菜をセレクトし、毎日収穫して食べられるようにしています。
もう一つ、スーパーとの差別化を意識してちょっと珍しい野菜も育てたいと思い、保存がきいて使い勝手がいいジャガイモに着目しました。甘味の強いアンデスレッドという赤い品種のジャガイモがあることを知って、赤いシリーズならみんなも楽しんでくれそうだと思い栽培を始めました。原産はアンデス地方で、日本では岡山県で育てられていた品種ですが、今では赤大根とあわせておちゃのまファームの名物になっています。そんなこともあり、保存がきいて、なおかつ特徴を出すということで、ジャガイモのピクルスをメインに作ることにしました。
板垣さんは年明けには、おちゃのまファームにも足を運んでくれるそうで、リアル「おちゃベジ」できるので楽しみです!
今回の研究テーマ
おちゃのまタイムズでは、毎月の「おちゃベジ」活動の様子をレポートで報告していきますので、お楽しみに!