ひきだし研究所 Hikidashi Laboratory

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ひきだし研究所 Hikidashi Laboratory

リベットボタン × isao<br>~曲作りのこと~

【リベットボタンのあそびラボ】

リベットボタン × isao
~曲作りのこと~

2021.11.12
つながるまなぶ

みなさん、こんにちは!

【リベットボタンのあそびラボ】、今回は
「おちゃのまタイムズ」を作る仲間でもあり、
リベットボタンの曲のアレンジやレコーデイングを担当し
リベットサウンドの世界観をつくるには欠かせないパートナーでもあるisaoさんと、
今までの楽曲の完成までの道のりや、
お互いが大事にしている制作のポイントなどをお話ししました。

対談は全2回!
まずはふたりの出会いから……


出会いはライブハウス

リベットボタン(以下、リベ) 初めて会ったのは、もう5、6年くらい前ですよね? 私が出演していたライブハウスで、isaoさんがPAさんとして働いてて。isaoさんもア―ティスとして活動しているっていうのを知って、しばらくしてからレコーディングをお願いして。


isao 最初は「道」っていう曲だったよね。実はその前に、お店のBGMで心地よい曲が流れてきたなと思ったらリベやんの曲だったことがあって。

リべ そうなの? 初めて知りました。

isao そういうのもあって、リベやんの、語り掛けるというかささやくというか息をたくさん使ったような歌い方とかも、すごい親近感がある感じがしたのが一番最初の印象。

リベ 今となっては、リベットボタンのほとんどの楽曲をアレンジ、レコーディングしてくれるパートナー的な感じで制作をしています。


――ところで、isaoさんは、なんで「リベやん」って呼んでるんですか?

isao 他の人が呼んでたから、僕も。でも、いろいろ愛称あるよね? 「ボタン師匠」とか(笑)。その中で、「リベやん」になりました。

リベットボタンの楽曲ができるまで

リベ 子どもも楽しめる音を作っている人って私はあんまり知らないんですけど、isaoさんは最初にアレンジお願いしたときから、音の楽しい使い方とか、イメージしているものを超えてきて出してくれた。


isao もともとリベやんのことを「楽しい人だな」って感じていて。なんでもおもしろがってやる、みたいな。ギャグもやる、みたいな(笑)。それもあって、アレンジもわりと自由にやっていいんだろうな、と。例えば効果音も、自分がやるんだったら単発の効果音は入れないんだけど、リベやんの曲ならむしろ入れていい。そういうのが、リベやんの存在から伝わってくる(笑)。音楽もこうだろうな、みたいな。


リベ (笑)なるほどね。


isao いわゆるシンガーソングライターとしてもすごくいい曲を歌ってたから、それはそれですごく好きなんですけど、子ども向けの曲も全然違和感がないし、むしろみんなにおもしろがってもらえるキャラで音楽だなと感じる。歌詞の表現とかがカタくないから。

せっかくの対談撮影なので「ろくろ回しポーズ」に挑戦するリベットボタンさん

――リベットボタンの楽曲制作は、どんなふうに進めているんですか?


リベ 私が曲作りするときは、歌詞とフレーズで曲を作っていくことが多いんです。メロディが浮かんでそこに歌詞をつけるっていうよりも、フレーズが頭の中にあって、ドンって音と一緒に出てくる。「いただきますとごちそうさま」という曲なら、“おいしく作ってくれた人”のところとか。大事なワードはメロディと一緒に出てくる。


isao へえ!


リべ 最初にそのワンフレーズだけガツッと決まって出てくるんで、あとはそこに流れを付けていくみたいな感じですね。


isao 並行して別の曲もできていく、みたいなこともあるのかな?


リべ ありますあります。こっちはサビかな、あっちもサビだよなとか(笑)。そういうときは捨てて。


isao そうなんだー。


リベ その時点で、アレンジのイメージも自分の中にはある。ここにこの音をもってきたら印象が深くなるだろうなとか、ある程度イメージができた状態で、isaoさんにデモを渡してアレンジをお願いしています。あんまり迷子の状態でお願いしたことはないかもしれないです。


isao たしかにそう。アレンジで、これはどうしたらいいんだろう?みたいなことはない。デモをもらった瞬間からもうできていて、僕がやることって、それをちゃんと録音して、効果音とかを加える。たぶん僕がしているのって「清書」みたいな感じ。


リベ isaoさんの楽曲は、オケ(ヴォーカルのない音源)を聞いていてもすごく楽しくて。笛の音、ピピーとかね。子どもでもすごくなじみの深い鼓笛隊の楽器が入っていたりするので、親近感がある曲に仕上がっているのかなって。


isao なんかね、リベやんの曲では「遊ばなきゃいけない義務感」はいつも感じてるんだよね(笑)。


リベ 「もっと遊んでくださいよ!!」みたいな。こいつら、とんでもなく遊ばないと満足しないぞ、みたいなね(笑)。


isao 伴奏が、普通のコードとリズムではたぶんダメなんだろうな、なんかやっとかなきゃって(笑)。アレンジャーあるあるなんですけど、同じことを2回繰り返せない。2番になるとまた別の楽器入れなきゃなとか。


リベ 大変ですよね。


isao 「ベジダンス」の2番ではフクロウの鳴き声を入れたり。ああいうのは、アレンジをやっててすごく楽しいところだなって。

リべ CDや配信では、私の声がないバージョンが入っているものもあるので、それもぜひ聞いてほしいですね。子どもたちと「ここにこんな音があるね!」って笛の音やフクロウの鳴き声を探したりして、音遊びとしても楽しんでくれたらうれしいですよね!

2番のAメロにフクロウの鳴き声が……

リベットボタン × isao対談第1回はここまでです!
次回は11月15日、フルカラーアニメーション動画が公開される「いただきますとごちそうさま」について、
アレンジのポイントや楽しみ方など、たっぷり語ります。
お楽しみに!

トマト
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