高知県の魅力発信プロジェクト

2016.08.01 Mon
日光開山1250年記念 中禅寺で1000人が「薪狂言」の幽玄な空間を満喫

日光開山1250年を迎えた今年、世界遺産の日光山輪王寺(りんのうじ)では、さまざまな記念行事が行われています。中でも7月30日(土)、輪王寺の別院・中禅寺にて“一夜限りの狂言”、日光開山1250年記念「歌ヶ浜 薪狂言の夕べ〜中禅寺『吉祥天』初開帳記念〜」が催されました。

舞台は、今から1250年以上も前に日光開山の祖・勝道上人(しょうどうしょうにん)が日光山を巡礼した際、天女「吉祥天」が現れて歌舞を奉じて上人の偉業をたたえたとされる、中禅寺・立木観音に隣接する歌ヶ浜。霊峰・男体山を背にする特設舞台で、人間国宝の狂言師・野村万作氏、野村萬斎氏、萬斎氏の長男・野村裕基氏が、親子三代で「二人袴」と「六地蔵」を上演しました。

かがり火が焚かれた会場は、約1,000人の一般来場者で超満員。幽玄な空間に心癒されながら、室町時代から伝わる伝統的な“喜劇”に声を上げて大いに笑い、特別なひとときを楽しみました。

開演前には演者と来場者が一堂に会し、今年初公開となる吉祥天の法要を執り行いました。
夜間は中禅寺もライトアップ。昼夜を問わず、多くの参拝客で賑わいました。

中禅寺には、7月31日から来年11月30日まで一般公開される吉祥天像をはじめ、勝道上人が中禅寺湖上でご覧になった千手観音のお姿を一本立木に彫ったと伝えられている「十一面千手観世音菩薩」の本尊(国の重要文化財)も祀られています。

勝道上人によって784年に建立された、中禅寺。心休まる奥日光の地に、足をお運びになってはいかがでしょう。

text & photo = Kenjiro Yamashita

 

日光山輪王寺 中禅寺・立木観音の詳細は、こちらのホームページをご覧ください。
http://rinnoji.or.jp/precincts/cyuuzenji

日光山輪王寺 中禅寺「吉祥天」初開帳の詳細は、こちらのホームページをご覧ください。
http://rinnoji.or.jp/archives/964