TAN-SU街道をゆく!?

世界遺さんぽ×ビビる大木(TAN-SU街道をゆく!?番外編・その2)

世界遺産日光・輪王寺、歴史とパワースポットを巡る旅♩

今回は歴史好き、旅好きで知られるビビる大木さんと、地域をテーマにユニークな企画を発信しているTAN-SUとの地域を巡る企画。これまで輪王寺とシリーズで掲載してきた「世界遺さんぽ」。今回は番外編ということでTAN-SUで「オオキロマンチック」を連載してくれていたビビる大木さんをゲストにお迎えして、山口編集長と世界遺産・日光山輪王寺をめぐる“リアル世界遺さんぽ”の旅をお贈りします。
さて、大木さん!今回の旅ではどんなロマンチックと出会うのでしょうか?

創建1200年以上の伝統があり、天皇家、徳川家とも関係の深い歴史を誇る世界遺産・日光の輪王寺。
前回は、江戸初期の大名茶人、小堀遠州の作と伝えられる美しい庭・逍遥園と御霊殿という建物を、若い頃、放送作家に憧れたというお坊さんの雑賀(さいが)さんに案内していただきました。特に御霊殿は、皇室および歴代門跡の霊位を安置しているというだけあって神秘的な場所でした。

「時間の流れはゆったりしているんだけど、気が引き締まる不思議な場所ですね」と、大木さん。
同行のTAN-SU編集長・山口さんと一緒に早くもパワースポットでエナジーチャージを開始しているようでした。

さて、今回は、東日本で最も大きな木造の建物という輪王寺の本堂・三仏堂です。
しかし、、、

☆ph01/オオキロマン2輪王寺/三仏堂外観
「あれ?あの建物、よく見ると写真みたいだね?」
実は、この三仏堂、現在、「本堂(三仏堂)平成大修理」をしている途中。巨大な四角の建造物でスッポリ覆って、その中で大掛かりな修理が行われているのです。その建造物の前面に特別な技術で修理前の姿を出力したものを貼付けているというわけ。「この建物は、高さ約37m、幅約66m、奥行き約40mの鉄骨造です。解体修理の間お堂と本尊様を護り続けているんです。

このタイミングでしか見ることのできない貴重なものがありますよ」と、雑賀さん。

早速、修理の現場に入ってみることにしました。

〇今しか見ることのできない貴重なもの満載!

この輪王寺の本堂は、平安時代に創建された、全国でも数少ない天台密教形式のお堂。現在の建物は正保2年(1645)年、徳川三代将軍「家光」公によって建て替えられたものというから歴史があります。
三仏堂の前には、推定樹齢500年という、天然記念物「金剛桜」がありました。
☆ph02/オオキロマン2輪王寺/金剛桜
訪れた4月初旬には、まだ咲いていませんでしたが、満開時は圧倒的な美しさです。金剛桜満開2

金剛桜満開3
三仏堂の中に入ると、通常なら見られないものがたくさんありました。
いつもは、徳川家光公の霊廟である大猷院に祀られている風神・雷神像が入ってすぐのところに移設されており、この距離で見ることができるのはとても贅沢です。説明に聞き入る大木さん。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-36-25_No-00
三仏堂の内陣には、日光三社権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)という三体の大仏さま(高さ7,5メートル)、東照三社権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)という掛仏の2組の三尊仏がご本尊さまとしてお祀りされていますが、今は、どれも修理中。

「それでは、ぐるっと回ってみましょうか」と、雑賀さんに着いていくと、いきなりスゴいものに遭遇!
「これは、三仏堂の看板です。文字は、金文字なんですよ」
☆ph05/オオキロマン2輪王寺/三仏堂の看板
「デカイですねー!これは、右から金堂(こんどう)と読むんですよね?」と、大木さん。
しかし、驚くのは、まだ早かった。そこから少し歩いたところに。

「うわー、大仏さまだ!」と、思わず声をあげる大木さん。
「日光三社権現本地仏の千手観音さま、阿弥陀如来さま、馬頭観音さまを修理しているんですよ。
それにしても、この近い距離で拝むことができるのは、有り難いことと思います」と、雑賀さん。
SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-36-39_No-00
千手観音さまの前で言葉を失う大木さんと、山口編集長。
寄ってみると、ド迫力。たたえる笑みが深い。深過ぎる。photo7
そして、隣に阿弥陀如来さま。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-37-0_No-00
「こんなところは絶対に見れないですよね」と、山口編集長。

三仏堂おそるべし、と二人が呆然としていたら、
「天空の回廊に行ってみませんか?」と、雑賀さん。
「ぜひぜひっ!」
大木さんと、山口編集長の声がハモりながら、三仏堂の中に響き渡りました。

〇天空回廊
平成大修理中の三仏堂を覆う鉄骨造の建造物は、高さ約37m、幅約66m、奥行き約40の巨大なもの。階段で上に登ることができ、修理現場を見学できる。さらに地上26m(ビルの7階に相当)には、「天空回廊」という展望見学通路があり、三仏堂の屋根頂上と同じ高さを体験しつつ、修理の様子も見ることができ、さらに外に広大な関東地方を望むことができるんです。
SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-37-15_No-00
「いまの時期に限られますが、日光山の新名所ともいえますね」と、雑賀さん。
「早く見たいです!」
三人は、天空回廊に向けて階段を昇りはじめました。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-37-36_No-00
階段を昇り、最初に現れた部屋は、不要な木材を薄く削ったものがたくさん積まれていた。
よく見ると、訪れた人たちは、思い思いに願い事などを書いています。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-37-45_No-00
「オレたちも書こう!」☆ph12/オオキロマン2輪王寺/願いを書く大木
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はい。二人の願い、天に届きますように!☆ph14/オオキロマン2輪王寺/天空回廊
そして、そこから階段をさらに昇ると、回廊が現れました。
「うわー、スゴーい!」と、思わず、大声でハモる二人。
「ここは、東京スカイツリーのてっぺんと同じ高さなんですよ。輪王寺のこの位置というのは、 関八州を見守るのにピッタリの場所なんですね」と、雑賀さん。
標高634m。窓の外には、空が広がる、まさに天空の回廊です。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-38-9_No-00
修理の様子も大迫力。
天空の回廊から眺める風景は、この通り、絶景。SnapCrab_NoName_2016-5-1_1-38-19_No-00
「ここも何だか不思議なパワースポットですよね」と、大木さん。
「工事が終わるまで、あと3年。ここは必見ですよね」と、山口編集長。
同級生の世界遺産・二人旅は、まだまだ続きます。

(つづく)

文・写真 須田泰成

 

 

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